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モルタル外壁塗装の特徴と費用相場・劣化症状

お役立ちコラム

モルタル外壁塗装の特徴と費用相場・劣化症状

こんにちは。所沢市の外壁塗装専門店・ラパンペイント代表の中山です。

「モルタル外壁を塗り替えるタイミングはいつ?」
「費用はいくらかかるの?」とお悩みではありませんか。

モルタル外壁はデザイン性が高い一方で、ひび割れしやすく材料そのものに防水性がないため、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。

この記事では、モルタル外壁の特徴から劣化症状、費用相場、施工手順まで解説します。

モルタル外壁の構造と特徴

モルタル外壁を外壁塗装している様子モルタルはセメント・砂・水を混ぜ合わせた建材で、下地となる防水紙の上に張ったラス網(金属メッシュ)の上に塗り付けて壁を形成します。
モルタル外壁には、以下の特徴があります。

  • 耐火性・耐久性に優れている
  •  塗り重ねによって厚みを調整できるため、表面に凹凸のあるデザインから、なめらかな仕上げまで自由に表現できる
  • 材料そのものに防水性はなく、表面の塗装によって防水性を確保する必要がある
  • 乾燥や劣化によってひび割れしやすい

モルタル外壁は主流ではなくなったが根強い人気がある

かつては、モルタルが住宅外壁の主流でした。
現在では以下のような理由から、モルタルではなく窯業系サイディングが主流となっています。

  • 施工に手間がかかり、工期が長引きやすい
  • 職人の技術力を要する
  • サイディングに比べて重量がある
  • 工場生産品と比べて品質を均一に保ちにくい

それでも、目地のない美しい外観や唯一無二のデザイン性を求める方からは、今も選ばれ続けている外壁材です。

モルタル外壁の仕上げ方法4種類と特徴

モルタル外壁の表情は、表面の仕上げ方法によって変わります。
ここでは代表的な4種類の仕上げを紹介しますので、ご自宅がどのタイプか確認してみてください。

①リシン仕上げ

リシン仕上げは、細かく砕いた石や砂に樹脂やセメントなどを混ぜた塗材を吹き付ける工法です。
表面はざらっとした砂壁状の質感になります。
コストが比較的安いので、昔から多くの住宅で採用されてきました。
ただし、他の仕上げに比べて塗膜が薄く、ひび割れや汚れが目立ちやすい傾向があります。

②スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げは、外壁の表面に模様をつけるために、セメントや樹脂に砂などの骨材を混ぜたものを、厚く吹き付けたりコテで塗りつけたりする工法です。
表面は凹凸感のある模様になります。
リシン仕上げよりも厚塗りされるため、耐久性は高いです。
一方で、凹凸が大きいぶん汚れが溜まりやすいというデメリットもあります。

③吹き付けタイル仕上げ

吹き付けタイルは、下塗り材・主材・上塗り材の3回に分けて吹き付ける工法です。
リシンやスタッコは塗料に骨材(細かな砂や石)を混ぜるためザラザラした仕上がりになりますが、吹き付けタイル仕上げの場合は表面が凸凹していても滑らかな触り心地になります。
また、塗膜にある程度の弾力があるため、ひび割れにも比較的強い仕上げ方法です。

④左官仕上げ

左官仕上げは、職人がコテを使って模様を描く意匠性の高い仕上げ方法です。
アイカ工業のジョリパットや、エスケー化研のベルアートなどが代表的な製品です。
オリジナリティのあるデザインが楽しめる反面、塗り替え時には専用塗料を使う必要があるため、正しく施工できる業者を選ぶ必要があります。

モルタル外壁塗装の費用について

モルタル外壁の塗装費用は、ひび割れ補修の頻度が多いことや、弾性機能のある塗料が必要となるため、一般的なサイディング外壁よりも割高になる傾向があります。

ここでは、費用相場や費用を決める要素について解説します。

モルタル外壁塗装の費用相場

モルタル外壁の坪数別の費用相場は下記のとおりです。

  • 30坪:約80万〜130万円
  • 40坪:約100万〜160万円
  • 50坪:約130万〜200万円

※費用は、足場代・高圧洗浄・下地調整・塗料代・付帯部塗装・諸経費で構成されています。
※実際にかかる費用は、塗料の種類や下地補修・付帯部の量、どの業者に依頼するかなどで変動します。

外壁表面の仕上げ方法によっても費用が変わる

モルタル外壁は、表面の仕上げの種類によって必要な塗料の量が変わるため、費用にも差が出ます。
たとえば、表面の凹凸が少ない「リシン仕上げ」は、塗料の使用量が比較的少ないです。
一方で、凹凸が大きく立体的な「スタッコ」や「吹き付けタイル」といった仕上げ方法は、その分多くの塗料を消費します。
使う塗料の量が増えるため、費用も高くなる傾向があります。

下地処理の作業量も費用に影響する

外壁塗装の前に必ず行うのが、表面をきれいな状態に整える「下地補修」です。
この作業の規模によっても費用が変わります。
以下のような場合は手間と材料費がかかるため、追加費用が発生します。

  • 深いひび割れがある場合や、ひび割れの数が多い場合
  • 古い塗膜がボロボロと剥がれており、削り落として平らに整える作業が必要な場合

後から予期せぬ費用が発生しないように、見積もり段階で「下地補修費」にどこまでの作業が含まれているかを確認しましょう。

モルタル外壁の塗り替え時期

モルタル外壁の塗り替え時期の目安は、使用した塗料の種類によって異なります。

ラパンペイントで取り扱っている塗料のグレード別の耐用年数は下記のとおりです。

塗料の種類(耐用年数) 費用
無機系ハイブリッド(約15〜20年超) 高価
フッ素系 / アクリル100%塗料(約13〜15年超) 高価
ナノテクノロジー / ラジカル制御型 / ハイブリッド(約12〜15年) 普通
シリコン(約10〜13年) 普通
ウレタン(約7〜10年) 安価
アクリル(約5〜8年) 最安

塗料の種類は、新築時の仕様書や過去の塗装工事の契約書・見積書で確認できます。
書類がない場合は、外壁塗装の専門業者に無料の現地調査を依頼して判別してもらいましょう。

モルタル外壁塗装を検討すべき劣化症状

ひび割れしたモルタル外壁モルタル外壁の劣化スピードは日当たりや周辺環境によって異なるため、年数はあくまで目安です。
以下のような劣化症状が見られたら、塗り替え時期のサインです。
特に構造クラックや塗膜の剥がれが見られる場合は、早急に対応しましょう。

チョーキング

外壁を手で触ったときに白い粉が付着する現象を「チョーキング」と呼びます。
これは紫外線などの影響で塗料の樹脂が分解されて顔料が表面に浮き出ている状態で、塗膜の防水機能が低下しているサインです。
すぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、塗り替えを計画すべきタイミングといえます。

カビ・コケの発生

カビやコケは、塗膜の防水性が低下し、外壁が雨水などの水分を弾けずに長期間滞留してしまうことで繁殖します。
建物の美観を損なうだけでなく、コケが外壁の水分を保持し続けるため、モルタル自体の劣化を早める原因になります。

ヘアークラック

ヘアークラックは、幅0.3mm未満の浅いひび割れを指し、主に表面の塗膜が経年劣化で収縮したり弾力を失ったりすることで発生します。
構造そのものへの影響は少なく緊急性は低いですが、放置するとひびが広がり、雨水侵入の入り口となる可能性もあるため、塗装メンテナンスの際にあわせて補修しておくと安心です。

構造クラック

一般的に幅0.3mm以上のひび割れは構造クラックと呼ばれ、表面の塗膜だけでなくモルタルの下地や構造部分まで割れている可能性が高い危険な状態です。
クラックから雨水が直接内部へ侵入すると、柱などの躯体部分を腐食させたり、雨漏りを引き起こしたりするリスクが跳ね上がります。
発見した場合は建物の寿命に関わるため、塗装だけでなく専用の補修材で早急にひびを埋める処置が必要です。

塗膜の浮き・剥がれ

外壁の塗装が水ぶくれのように膨らんだり剥がれ落ちたりしている状態は、塗膜の密着力が失われ、外壁を保護する機能がゼロになっているサインです。
むき出しになったモルタルが、急速に水分を吸って脆くなってしまう可能性があります。
放置すると外壁の張り替えなど大規模な工事に発展する恐れがあるため、専門業者に点検を依頼しましょう。

モルタル外壁塗装の施工手順【全9工程】

モルタル外壁の下地補修をしている様子モルタル外壁塗装は、塗装工程だけでなく、高圧洗浄や下地補修など複数の工程を経て完成します。
作業工程を理解しておくことで、業者の作業がきちんと行われているかをチェックしやすくなります。

①近隣挨拶

外壁塗装の近隣挨拶は、足場の組み立て音や塗料の臭い、高圧洗浄の水飛沫などによるご近所トラブルを防ぐために重要なステップです。
基本的には業者に任せて問題ありませんが、施主様も同行して挨拶しておくと、より丁寧な印象を与えられます。

②足場の組み立て

足場は職人が安全に作業し、塗料を均一に塗るために必要となります。
飛散防止ネットも同時に設置し、塗料が近隣に飛ばないように配慮します。

③高圧洗浄

高圧の水で外壁の汚れ・カビ・コケ・古い塗膜を洗い流します。
この工程を丁寧に行うかどうかで、新しい塗膜の密着性が大きく変わります。

④養生

窓・玄関ドア・植栽などの塗料を付けたくない箇所を、ビニールやマスキングテープで覆います。

⑤下地補修

下地補修は、塗装する前に外壁の表面を整えることで、新しい塗料の密着性を高める作業です。
ひび割れを埋めたり、サッシ周りのシーリング材を打ち直したり、古い塗膜を剥がしたりします。

⑥下塗り

下塗り材で外壁と上塗り塗料の密着性を高めます。
モルタルは塗料の吸い込みが多いため、適切な下塗り材を選ぶことが塗料の性能をしっかり発揮することにつながります。

⑦中塗り・上塗り

選定した塗料を2回に分けて重ね塗りして、規定の塗膜厚を確保します。
中塗りと上塗りで同じ塗料を使うのが基本で、塗りムラを防ぐ役割もあります。

⑧点検・手直し

塗装工事の完了後、業者と施主様が一緒に仕上がりを確認する完了検査を行います。
塗り残しや色ムラ、塗料の飛び散りなどを細かくチェックし、不具合があれば手直しします。

⑨足場解体・清掃

点検が完了してから足場を解体し、現場を清掃して完了です。

モルタル外壁塗装でよくある質問(FAQ)

Q1. モルタル外壁塗装は、元の仕上げの上から塗り重ねるのですか?補修跡は目立ちませんか?

A1. 基本的には元の仕上げ(模様)をそのまま活かし、その上から新しい塗料を塗り重ねます。
ただし、補修箇所だけは「肌合わせ」という工程で模様を復元するのが一般的です。

ひび割れなどの下地補修を済ませた後、現在のデコボコした模様の上からローラーなどで新しい塗料(下塗り・中塗り・上塗り)を被せます。
そのため、塗り替え後も元のスタッコや吹き付けタイルなどの質感・模様を引き継ぐことが可能です。

なお、ひび割れなどを補修材で埋めると、その部分だけデコボコが消えて平らになり、上から色を塗っても補修跡がクッキリと目立ってしまいます。
これを防ぐため、補修した箇所にだけ周囲と同じ模様をスプレーガンなどで吹き付け、周囲と馴染ませる「肌合わせ」という作業を行います。

Q2. モルタル外壁の仕上げ方法を、外壁塗装の際に変更できますか?

A2. 変更可能です。
ただし、通常の塗り替えよりも大がかりな工事になります。

「今の模様から別の模様へ変えたい」という場合は、モルタル用の下地材を厚塗りして現在の模様を一度平らに潰すか、上から新しい模様の主材を吹き付ける工事を行います。
工程と材料が増えるため、費用は通常の塗り替えよりも高額になります。

Q3. モルタル外壁におすすめの塗料は何ですか?

A3. ひび割れをカバーする「弾性(伸縮性)」と、湿気を逃がす「透湿性」を兼ね備えた塗料の組み合わせがおすすめです。

モルタル外壁は「ひび割れしやすい」「湿気を溜め込みやすい」という特徴があります。
そのため、費用対効果と長持ちのバランスを考えると、現在は以下の組み合わせがよく使われます。

おすすめの組み合わせ:微弾性フィラー(下塗り) + 透湿性シリコン塗料(中・上塗り)

【この組み合わせが選ばれる理由】

▼ひび割れからの雨漏りを防ぐ(微弾性フィラー)
ゴムのように少し伸び縮みする下塗り材を使うことで、地震などでモルタルにひびが入っても、表面の塗膜が一緒に伸びて隙間を塞ぎ、雨水の侵入を防ぎます。

▼塗膜の水ぶくれ・剥がれを防ぐ(透湿性シリコン塗料)
モルタル内部の湿気が外へ逃げようとする際、塗膜が密閉されていると「水ぶくれ」のように塗装が膨らんでしまいます。
透湿性(湿気だけを通す性質)の高いシリコン塗料を中・上塗りに使うことで、外壁が呼吸できるようになり、塗膜の膨れや剥がれを予防できます。

※ただし、ジョリパットなどの「左官仕上げ」の場合は、弾性塗料や微弾性フィラーといった透湿性の低い塗料を使用すると内部の湿気で塗膜が膨れてしまうため、専用の透湿塗料を使用する必要があります。

まとめ|モルタル外壁を定期的な塗装メンテナンスで長持ちさせよう

外壁塗装を完了したモルタル外壁の住宅モルタル外壁はデザイン性に優れる一方で、ひび割れや防水性の低さといった弱点があるため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
費用相場は30坪で80万〜130万円程度ですが、塗料グレードや下地の状態・施工業者によって変動します。
まずは、無料点検を活用して、お住まいのモルタル外壁の現状を確認しましょう。

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しつこい営業はいたしませんので、無料診断や無料見積もりなど、お気軽にご相談ください。

 

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