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スレート屋根塗装は意味ない?塗装が効果的なケースと不要なケース

お役立ちコラム

スレート屋根塗装は意味ない?塗装が効果的なケースと不要なケース

こんにちは。所沢市の外壁塗装・屋根塗装専門店・ラパンペイント代表の中山です。

「スレート屋根の塗装は意味がない」と耳にして、塗装すべきかどうか迷っていませんか?

スレート屋根の塗装は、一律で意味がないとは言えません。

基本的には、スレートの劣化を遅らせたり、下地の防水シートを保護したりするためにも必要です。

しかし、屋根材の劣化が進行していたり、塗装できない材質の製品が使われたりしていると、屋根塗装では解決できない場合があります。

この記事では、スレート屋根塗装が「意味ない」と言われる理由を整理したうえで、塗装が効果的なケース・不要なケース、さらに屋根塗装・カバー工法・葺き替え工法の違いについて解説します。

スレート屋根の塗装が「意味ない」と言われる理由

まずは、スレート屋根の塗装が「意味ない」と言われる根拠を見ていきましょう。

代表的な3つの理由を解説します。

屋根の防水は塗装よりも防水シートの役割が大きいため

スレート屋根の基本構造スレート屋根は表面の塗膜(塗装)だけで雨水を防いでいるわけではありません。
実際には、目に見える「屋根材」と、その下に隠れた「下地」による二段構えの構造で雨水の浸入を防いでいます。

  • 屋根材(スレート):屋根の最も外側にある表面の素材です。太陽の紫外線や雨風を直接受け止める一次防水の役割を果たします。スレート自体はセメントでできているため、塗装が剥がれると水が染み込みやすくなります。
  • 下地(内部構造):家を守るための構造で、主に以下の2層からなります。
    防水シート(ルーフィング):屋根材のすぐ下に敷かれているシートです。屋根材の隙間から入り込んだ雨水が家の中に侵入するのを防ぐ、二次防水の役割を持っています。
    ・野地板(のじいた):防水シートの下にある木製の板で、屋根全体の重さを支える土台となる部分です。

このように、最終的に家を雨漏りから守っているのは下地である「防水シート」です。
そのため、屋根材の塗膜が劣化したからといって、ただちに雨漏りするとは限りません。
しかし、一次防水(スレート)の劣化を放置すると、結果的に二次防水(防水シート)への負荷が増大し、建物全体の寿命を縮めることになります。

劣化が進んだ屋根は塗装では不十分な場合があるため

スレート屋根の基材そのものが寿命を迎えていたり、下地の防水シートがボロボロになっている場合、表面をいくら綺麗に塗装しても本質的な解決にはなりません。
一般的に、スレート屋根の寿命は25〜30年程度とされていますが、この期間を過ぎた屋根や、すでに雨漏りが発生している屋根に対して塗装を行うことは、無意味な出費となります。
特に、築20年以上経過してひび割れや反りが激しい屋根に塗装を施しても、数年で塗膜が剥がれたり、基材ごと崩れたりするリスクが高いです。
このような段階では、塗装(表面改修)ではなく、カバー工法や葺き替え工事(後述)こそが「意味のある」メンテナンスとなります。

塗装の不備により雨漏りが発生する場合があるため

正しい施工が行われないと、塗装がかえってトラブルの原因になることがあります。
特に多いのが、「縁切り」の不備による雨漏りです。
縁切りとは、塗装によって塞がってしまったスレート屋根同士の重なり部分の塗料を切り離し、雨水が抜ける隙間を確保する作業のことです。
スレート屋根は屋根材同士の隙間から水を排出する構造になっていますが、塗装でこの隙間が埋まってしまうと、排水ができずに雨水が内部に滞留します。
これが雨漏りの原因となり、「塗装したせいで状態が悪くなった」という事態を招くことがあるのです。
また、縁切りは屋根全体を一つずつ手作業で処理する手間のかかる工程であることや、施工後は地上から確認しづらいことから、悪徳業者に手抜きされやすい作業でもあります。

スレート屋根の塗装が必要な理由

屋根塗装をしている様子
上記のとおり、劣化が進んだスレート屋根は塗装よりも他の方法が適切な場合があります。
しかし、そうなる前のスレート屋根では、基本的に塗装が必要です。
スレート屋根に塗装が必要な理由は、屋根材(スレート)を雨水や紫外線から守り、下にある防水シートへのダメージを抑えることで、建物内部への浸水を防ぐためです。
スレートはセメントと繊維を主原料としており、雨水を弾く力(撥水性)を表面の塗装に依存しています。
経年劣化で塗装の防水効果が落ちると、スレートが水分を吸い込んでひび割れや反りの原因に。
そのまま放置すれば、最終的に下地の腐食や雨漏りといったトラブルに繋がります。
定期的な塗り替えで撥水性を回復させることが、建物の美観だけでなく耐久性を維持するためにも必要なのです。

スレート屋根は塗装によって耐用年数まで保ちやすくなる

スレート屋根は耐用年数が約25〜30年ですが、これは定期的に塗装メンテナンスを行なった場合です。
新築から8〜10年を過ぎて表面の撥水性が落ちると、屋根材が雨水を吸い込み、反りやひび割れといった劣化を引き起こします。
この状態を放置すると、耐用年数を待たずに屋根材がボロボロになり、早期の葺き替え工事などが必要になってしまいます。
そのため、色褪せやコケといった初期サインが見られた段階で塗装を行い、表面をしっかりと保護することが重要です。
定期的な塗装で吸水を防ぐことが、結果的にスレート屋根を本来の寿命まで長持ちさせるための効果的な方法なのです。

スレート屋根塗装が効果的なケース

劣化したスレート屋根スレート屋根塗装は、劣化が軽微な初期段階であれば、屋根材を保護する効果を発揮します。
以下の症状に当てはまる場合は、塗装によるメンテナンスを検討しましょう。

色あせや汚れが見られる場合

色あせや汚れは、紫外線の影響で表面の防水コーティングが劣化してきたというSOSサインです。
築8〜10年頃に現れやすく、このダメージが軽い段階で塗装を行えば、屋根材を長持ちさせる効果が期待できます。
この時期を大幅に過ぎると劣化が加速し、将来的な補修費用が跳ね上がってしまうため、早めの見極めが大切です。

カビ・コケが発生している場合

屋根のカビやコケは、撥水性が失われて屋根材が湿っている状態を示す危険信号です。
スレートの主成分であるセメントは水に弱く、放置するとコケの根が内部に侵食して屋根材を脆くしてしまいます。
このタイミングで塗装を行えば、美観を回復できるだけでなく、屋根材への吸水をストップさせて劣化の進行を遅らせられます。

ひび割れや反りが軽微な段階の場合

ひび割れや反りは、雨水の吸水と乾燥を繰り返した結果、屋根材が膨張と収縮のストレスに耐えきれなくなったことを意味します。
症状がごく一部の軽微な段階であれば、部分的な補修と塗装を組み合わせることで対応可能です。
全体に症状が広がる前に手を打つことがポイントですが、深刻な状態かの判断は難しいため、まずは専門業者に点検を依頼しましょう。

スレート屋根塗装が不要なケース

すべてのスレート屋根で、塗装が必要というわけではありません。

ここでは、製品の種類や劣化症状によって、塗装ができないケースを紹介します。

塗装してはいけないスレート屋根材の場合

スレート屋根の中には強度が低く「そもそも塗装をしてはいけない製品」が存在します。
特に注意が必要なのが、アスベスト規制が厳しくなった2000年前後に作られた「ノンアスベスト初期」の屋根材です。
当時の製品は、アスベストに代わる補強技術がまだ確立されておらず非常に脆いため、上から塗装をしても数年で屋根材ごとボロボロに剥がれ落ちてしまいます。
塗装費用が無駄になってしまうため、この時期の該当製品には塗装ではなく、カバー工法や葺き替え工事を選ぶ必要があります。
具体的な製品は以下のとおりです。

↓<コロニアルNEO>

コロニアルNEO

↓<パミール>
パミール

↓<グリシェイドNEO>
グリシェイドNEO

↓<ザルフグラッサ>
ザルフグラッサ

上記以外にも、この時期に製造されたスレート屋根には強度不足の製品が多数存在します。
お住まいの屋根材が該当するかどうかは、建築時の仕様書を確認するか、屋根の専門業者に現地調査を依頼して特定してもらいましょう。

劣化が大きく進行している場合

屋根全体にひび割れや欠けが広がっている場合、塗装では手遅れです。
塗装は屋根材の表面を保護するものであり、屋根材自体の損傷を回復させるものではないからです。
すでに雨漏りが発生していたり、屋根材が大きく反っていたりする状態で塗装をしても、問題は解決しません。
このような場合は、カバー工法や葺き替えといった、より根本的なリフォームが必要になります。

屋根に劣化が見られない場合

屋根に目立った劣化症状がまだ見られない場合は、急いで屋根塗装をする必要はありません。
新築時に塗られている塗膜が、まだ機能しているためです。
訪問販売の業者から「早めに塗装しないと大変なことになる」と不安を煽られるケースもありますが、実際の屋根の状態に問題がなければ焦る必要はありません。
ただし、一般の方がご自身で屋根を点検するのは高所作業となり大変危険です。
また、見えづらい箇所の初期症状を見落とす可能性もあるため、信頼できる業者に定期点検を依頼しておくと安心です。

スレート屋根メンテナンス方法と費用相場

屋根の状態に合わせて選べる主要な3つのメンテナンス方法と、それぞれの費用相場を紹介します。
※下記の費用は、一般的な戸建住宅(建坪約30坪・屋根面積約60〜80㎡)で、足場代を含めた総額の目安です。

屋根塗装の費用相場:約40万〜80万円

屋根塗装は、既存の屋根を活かすため最も手軽なメンテナンスです。
費用は使用する塗料のグレード(シリコンやフッ素など)によっても変動します。
全体の費用には、約15万〜25万円の「足場仮設代」が含まれます。
屋根塗装と外壁塗装を同時に行う場合、足場代を1回分節約できるので同時施工を選択される方も多いです。

屋根カバー工法(重ね葺き)の費用相場:約80万〜150万円

カバー工法は、既存の屋根材の上から新しい防水シートと、ガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材を重ねて葺く(ふく)工法です。
劣化が進行して塗装では対応できないケースに適しています。
古い屋根材をほぼ剥がさないため、撤去費用や廃材処分費を大幅にカットでき、葺き替えよりも費用と工期を抑えられるのがメリットです。
ただし、すでに雨漏りが進行して屋根の内部(下地)まで腐食している場合は施工できないため、その際は葺き替え工事が必要になります。

屋根葺き替え工事の費用相場:約100万〜200万円

葺き替え(ふきかえ)は、既存の屋根材と防水シートをすべて撤去し、新しいものに交換する工法です。
古い屋根の解体・処分費がかかるためカバー工法よりも高額になりますが、屋根を支える下地(野地板)の腐食まで根本的に確認・補修できるのがメリットです。
すでに雨漏りしている場合や、防水シートの寿命が心配な場合に適しています。

スレート屋根塗装で失敗しないための注意点

せっかく屋根塗装をしても、施工の方法や業者選びを間違えるとトラブルにつながります。
ここでは、失敗を防ぐために押さえておきたいポイントを紹介します。

縁切り・タスペーサーの施工の有無を確認する

スレート屋根の塗装では、基本的に「縁切り」作業が必要です。
縁切りとは、塗装後に屋根材同士の隙間を確保する作業のことです。
この隙間がないと、屋根内部に入った雨水が排出できず雨漏りの原因になります。
近年は「タスペーサー」という樹脂製の部材を使って隙間を確保する方法が主流です。
見積もりの段階で、縁切りの施工が含まれているか業者に確認しましょう。

お住まいの屋根材が塗装可能か確認する

前述のコロニアルNEOやパミールなどのように、塗装してはいけないスレート屋根材が存在します。
これらの屋根材に塗装を行うと、費用が無駄になるだけでなく、状況がさらに悪化する可能性もあります。
ご自宅の屋根材がどの製品かわからない場合は、建築時の仕様書を確認するか、屋根の専門業者に現地調査を依頼しましょう。
築年数が2000年前後の住宅は特に注意が必要です。

屋根の専門知識がある業者を選ぶ

屋根塗装の業者を選ぶ際は、屋根の専門知識を本当に持った業者かどうかをチェックしましょう。
塗装業者の中には、屋根の構造に詳しくないまま塗装だけを勧めるケースもあるためです。
複数の業者から見積もりを取り、塗装が本当に必要かどうかを含めた提案をしてくれる業者を選びましょう。
「塗装ではなくカバー工法のほうが適している」など、屋根の劣化状況に応じた選択肢を提示してくれる業者は信頼度が高いといえます。

スレート屋根塗装に関するよくある質問

Q. スレート屋根の塗装をしないと雨漏りしますか?

塗装をしなかったからといって、すぐに雨漏りが発生するわけではありません。
家への雨水侵入を最終的に防いでいるのは、屋根材の下に敷かれた「防水シート」だからです。
しかし、スレートのひび割れや反りが進むと下のシートに直接、紫外線や雨風のダメージを与えて寿命を縮めてしまいます。
最終的に防水シートが破れて雨漏りに繋がるのを防ぐためにも、定期的な塗装で屋根材を保護することが大切です。

Q. 屋根塗装とカバー工法、どちらを選ぶべきですか?

劣化状況を見てからの判断になりますが、一般的な考え方としては下記のとおりです。
屋根材の劣化が軽度で、築8〜15年程度であれば塗装で対応可能な場合もあります。
一方、築20年以上経過している場合は、カバー工法や葺き替えをおすすめします。
表面の屋根材だけでなく、内部の防水シート(耐用年数15〜20年程度)も劣化している可能性が高く、根本から改修したほうが長期的なコストパフォーマンスが高くなる可能性があるためです。
まずは専門業者に屋根の状態を点検してもらい、複数の見積もりを比較して判断するのがおすすめです。

まとめ:スレート屋根塗装の必要性は劣化状況や製品の種類で判断しよう

「スレート屋根の塗装は意味がない」とは一概に言えず、劣化の進行度や塗装が可能な製品かによって判断が分かれます。
軽度な劣化の段階で適切に屋根塗装を行えば、屋根材の保護や美観回復に効果を発揮するケースもあります。
大切なのは、お住まいの屋根材が今どのような状態なのか、どの製品を使っているのかを正しく把握することです。
信頼できる専門業者に点検を依頼し、メンテナンスが必要な状態であれば屋根塗装・カバー工法・葺き替えの中から最適な方法を提案してもらいましょう。

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