なぜ外壁塗装で助成金が出るの?プロが制度の背景と条件・注意点も解説
補助金
こんにちは。所沢市を中心に外壁塗装の専門店を営んでいるラパンペイントの中山です。
「なぜ個人の家を塗り替えるのに、自治体がお金を出してくれるの?」と不思議に思う方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は自治体が外壁塗装に助成金を出す理由と、その条件や注意点についてお話します。
実は、外壁塗装の助成金は、単なる住民へのサービスではありません。
そこには、社会全体を良くするための政策意図があるのです。
本記事を読めば、制度の狙いを理解でき、助成金申請の失敗を減らせます。
また、悪徳業者の見分け方も紹介しているので、業者選びにお役立てください。
外壁塗装に助成金が出る4つの理由
外壁塗装に助成金が出る理由は、以下の4つです。
順番にみていきましょう。
①省エネと環境保護を進めるため
外壁塗装に助成金が出る大きな理由は、住宅の省エネ性能を高めることで、CO2の排出量を減らしたいからです。
政府は脱炭素社会という目標をかかげており、産業界だけではなく、家庭での削減が欠かせません。
そのため、多くの自治体では、高い省エネ効果をもつ「遮熱塗料」や「断熱塗料」を使った塗装工事を助成しています。
- 遮熱塗装: 太陽光を反射することで、屋根や壁の表面温度の上昇をおさえます。
- 断熱塗装: 熱の伝わりを遮断することで、夏は涼しく冬は暖かく室内の快適さをキープできます。
遮熱・断熱塗装によって、夏場のエアコンによる消費電力を減らせます。
また、多くの建物が太陽光をはね返せば、街全体の温度が上がってしまう「ヒートアイランド現象」の緩和につながります。
このように外壁塗装の助成金は、個人の家を守るのと同時に社会全体を守るための投資といえるのです。
②住宅の寿命を延ばして資源の浪費やゴミを減らすため
外壁塗装に助成金が出る2つ目の理由は、家を長持ちさせることで資源の浪費や廃材を減らせるからです。
日本の住宅政策は「建てては数十年で壊す(スクラップ・アンド・ビルド)」から、「良いものを作って、手入れをしながら長く大切に使う社会」へと舵を切っています。
かつてのモデルは資源を浪費し、膨大な廃材を生み出してきました。
外壁塗装の真の目的は、見た目をきれいにするだけではなく、建物の柱や土台を保護することにあります。
適切なタイミングで外壁塗装をして、雨水が家の構造部である柱や土台に届くのを防ぐことで、家の寿命を延ばせます。
③住宅の老朽化を防いで地域社会の安全を守るため
外壁塗装は、建物による事故や事件を防ぐ「地域の防衛策」としての側面があります。
家が老朽化し、管理不全に陥ることは、所有者だけの問題ではありません。
はがれかけた外壁材の落下や、構造が弱まった建物の倒壊は、通行人や近くの住民を巻き込む事故につながる恐れがあります。
また、 街の景観が整うだけでなく、空き巣・不法投棄・放火などの犯罪を寄せ付けない心理的な抑止力として機能します。
このように、外壁塗装は「自分の家を守ること」が、そのまま「近隣の安全を守ること」に直結するのです。
④地域経済の活性化と地元業者支援のため
助成金の多くは「市内にある施工業者を利用すること」が条件となっています。
これには、地元業者への発注をうながし、公金を地域外へ流出させずに、その地域内で巡らせる狙いがあります。
塗装工事には、足場屋、防水屋、塗料販売店など、多くの地域業者がかかわります。
地元業者がうるおうことで雇用が守られ、その所得が地域の消費に回るという経済の乗数効果が期待されています。
外壁塗装単体の助成金は国より自治体の方が活用しやすい
外壁塗装のみでの助成金をお探しの場合は、お住まいの自治体の助成金をチェックしましょう。
国の助成金の場合、「家の性能を劇的に上げる工事」の一部として、外壁塗装以外の工事とセットで行う必要があるからです。
国の助成事業には、以下のようなものがあります。
子育てエコホーム支援事業
子育て世帯や若い夫婦世帯の省エネ投資を支援するための制度です。
外壁塗装のみでの受給は難しく、窓や水回りの省エネ工事とセットにするのが基本です。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
家を長持ちさせるためのリフォームを国が支援する制度です。
塗装だけでなく、インスペクション(プロによる建物の健康診断)の実施や、耐震性や耐久性を高めるための工事をセットで行うことが条件となっています。
なお、ラパンペイントは国に登録された補助金対応店として、遮熱塗料や断熱リフォーム(窓交換・給湯器交換など)に関する国の補助金申請サポートも行っています。
施工と合わせて、お得にリフォームするためのアドバイスも可能なので、気になる方はお気軽にご相談ください。
外壁塗装に対する自治体の助成金のよくある条件
ここでは、自治体で一般的に見られる申請の条件を解説します。
助成金制度は全国一律ではなく、各自治体が定めた目的や条件にもとづいて運用されています。
申請のポイントは、自治体がかかげる社会目的(省エネ・建物の長寿命化・地域活性化)に合致する工事をおこない、『工事着工前※』に申請を完了させることです。
※所沢市の場合は、工事着工の30日前までに申請が必要です。
※自治体によって条件は異なりますのでご注意ください。
①塗料の条件
使用する塗料には「性能基準」が設けられていることがほとんどです。
・種類:JIS規格等に基づいた「遮熱性能」や「高反射率」を証明できる塗料。
・証明資料:メーカー発行のカタログや、性能を証明する試験成績書等の提出が必要です。
②建物・申請者の条件
・居住実態: 申請者がその建物に住んでおり、住民登録があること。
・税金や保険料の滞納がない: 住民税、固定資産税、国民健康保険料などの滞納がないこと。
・過去の受給歴: 同じ建物で過去に助成を受けている場合、一定期間(10年など)は再申請できないのが一般的です。
③塗装業者の条件
・地元業者であること: 「市内に本社がある法人」や「市内の個人事業主」への発注が必須条件であることが多いです。
・建設業許可の有無: 許可を持つ正規の業者であることを求められる場合があります。
外壁塗装の助成金申請の基本的な流れ
助成金申請で最も大切なルールは、必ず工事の着工前に申請し、交付決定を受けてから着工することです。
申請の基本的な流れは下記のとおりです。
自治体の制度情報を確認
自治体の助成金の最新情報をチェックします。予算が尽き次第、受付終了となります。
業者選定・見積もり取得
助成金の条件(遮熱塗料の使用など)を満たした見積書を業者に作成してもらいます。
事前申請(着工前)
申請書類一式を自治体の窓口へ提出します。
交付決定・工事開始
自治体から「交付決定通知書」が届いたら着工です。
工事完了報告
施工中や完了後の写真、請求書の写しなどを提出します。
助成金交付
指定の口座に助成金が振り込まれます。
所沢市における外壁塗装の助成金の注意点
所沢市にお住まいの方へ、誤解を避けるために正直にお伝えします。
現在、「所沢市スマートハウス化推進補助金」がありますが、残念ながら外壁塗装は助成の対象外となっています。
断熱改修の助成がメインの制度で、塗装工事で助成の対象となるのは屋根の遮熱塗装(一律3万円)のみです。
つまり、「外壁と屋根をまとめて塗り替える場合に、屋根の工事分として3万円の補助金が受け取れる」というのが正確な仕組みです。
そのため、「所沢市なら外壁塗装で簡単に助成金がもらえる」と謳う業者にはご注意ください。
ぬか喜びにならないように、ラパンペイントは助成金制度のリアルな現状をご説明します。
助成金申請でよくある失敗と対策
「もらえるはずだったのに、もらえなかった!」というトラブルを避けるために、現場でよく見る失敗例と対策をまとめました。
失敗例①助成金の対象とならない業者への依頼
原因: 自治体が定めている業者の条件を確認していなかった。
対策: 自治体が定める条件(地元業者・建設業許可や資格など)を満たす業者か、登録制度のある自治体では登録のある業者かを確認しましょう。
失敗例②書類不備(写真の撮り忘れ)
原因: 工事中の写真が不足していて、適切に施工されたことを証明できなかった。
対策: 助成金対応に慣れた業者を選びましょう。
失敗例③予算枠が埋まっていた
原因: 自治体の予算枠に達してしまい、受付終了していた。
対策: 自治体の予算が更新される早い時期に計画を立てるとよいでしょう。助成金は先着順が多く、年度の後半に動くと既に予算終了していることが多いためです。
助成金以外で外壁塗装の費用をおさえる方法
お住まいの地域によっては、外壁塗装の助成金が弱かったり、すでに予算が終了していたりすることもあります。
しかし、助成金だけが費用をおさえる手段ではありません。
①100%自社施工の業者を選ぶ
大手ハウスメーカーや広域リフォーム会社に依頼すると、実際の下請け業者との間に中間マージンが発生します。
私たちラパンペイントのような「自社施工店」であれば、余計なコストをカットし、その分を品質向上や価格還元にあてられます。
②コストパフォーマンスを考えて塗料を選ぶ
アクリル・ウレタンのような安い塗料を選ぶと、塗り替え時期が早く来てしまい、足場代を考えると割高になることも。
価格だけでなく、耐用年数も考慮して塗料の種類を決めましょう。
- シリコン(耐用年数10〜13年):費用と寿命のバランスが良い
- ラジカル制御(耐用年数12〜15年):シリコンと大きな価格差はないが寿命が延びる
- 無機(耐用年数15〜20年超):初期費用は高いが、塗り替え回数を減らせるためトータルではお得
ライフプランに合わせて選択することで、長い目で見ると節約になります。
③火災保険の活用(正当な理由がある場合)
台風や強風、雹(ひょう)などで屋根や外壁が破損した場合、火災保険の補償が適用される可能性があります。
経年劣化には使えませんが、自然災害による被害があれば、修繕費用を保険金でまかなえるケースがあります。
悪徳業者に騙されないための知恵袋
「助成金」という言葉を悪用して、契約をせまる業者には注意が必要です。
「助成金代行で自己負担0円」のウソ
助成金で外壁塗装の工事代金が全額まかなえることは基本的にありません。
助成金の金額は自治体による差はあるものの、通常は工事費の10%〜20%です。
上限額が5万円と低いケースや30万円と高いケースもありますが、いずれにせよ全額はまかなえません。
「タダで塗れます」という勧誘は、塗料を薄めたり塗る回数を減らしたりする手抜き工事を前提としている可能性が高いです。
業界にはびこる手抜きの実態
私は22年間にわたり職人として建築業界を見てきましたが、4割〜6割の業者は何らかの手抜きをする傾向があります。
例えば、塗り回数のごまかしも多いです。
3回塗るべきところを2回で済ませて、材料費と人件費、作業時間を減らそうとする手口です。
業界的な下請け構造が、中間マージンによって工事に使える金額を減らし、追い込まれた現場は利益を残すために手抜き工事をしてしまいやすいのです。
不誠実な業者に依頼してしまったがために、5年で塗り替えが必要となった、そのようなお客様に数えきれないほどお会いしてきました。
外壁塗装の失敗を避けるためには、信頼できる業者選びが不可欠なのです。
まとめ:外壁塗装に助成金が出る理由とその条件や注意点
外壁塗装の助成金は、個人の家を守るだけでなく社会全体を守るための公的な支援制度です。
<今回の重要ポイント>
- 助成金の背景:省エネ・住宅の長寿命化・地域社会の安全や経済の循環が目的。
- 申請の鉄則:必ず「着工前」に申請すること。
- 所沢市の注意点:工事着工の30日前の申請が必要。また、屋根の遮熱塗装などが対象であり、外壁塗装単体での受給は難しいため、トータルでのコスト抑制を考える。
- 業者選び:自社施工店を選び、中間マージンの発生や手抜き工事を防ぐ。
完全自社施工のラパンペイントでは、代表の中山自らが全ての現場を確認し、誠実な施工に臨んでいます。
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