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サイディングに外壁塗装は必要ない?必要なケースと塗装時期の見極め方

お役立ちコラム

サイディングに外壁塗装は必要ない?必要なケースと塗装時期の見極め方

こんにちは。職人歴22年、所沢市の外壁塗装専門店ラパンペイントの中山です。

「サイディングなら外壁塗装は必要ない」と耳にしたものの、本当なのか心配なのではないでしょうか?

実は、日本の住宅で主流の窯業系サイディングや、金属系サイディングには定期的な外壁塗装が必要です。

塗装を怠ると防水機能が失われ、雨漏りや骨組みの腐食といった深刻な事態につながるおそれがあります。

本記事では、サイディングに塗装が必要な理由や種類ごとのメンテナンスの要不要、塗り替え時期を判断する劣化症状を解説します。

さらに、気になる費用相場や工事の流れも網羅しました。

多くのサイディングには定期的な塗装が必要

実は、「サイディングには塗装がいらない」というのは大きな誤解です。
日本の住宅の約8割で使用されている「窯業(ようぎょう)系サイディング」や、「金属系サイディング」には定期的な外壁塗装が不可欠です。
これらの素材自体には防水性がなく、表面の塗膜(塗装の膜)によって雨水の浸入を防いでいるからです。

サイディングの種類と塗装の要不要

サイディングの劣化サイディングの種類によっては、塗装が不要です。
樹脂系サイディングは塗装が不要ですが、日本における普及率は外壁材全体のわずか1〜2%程度にとどまっています。

窯業(ようぎょう)系サイディング:塗装必要

窯業系サイディングは、日本の住宅で最も普及している外壁材です。
セメントと繊維質を混ぜて作られており、表面の塗膜が切れるとスポンジのように雨水を吸収してしまいます。
外壁材が水分を吸って膨らみ、乾燥して縮むという「伸び縮み」を繰り返すと、素材が負荷に耐えきれず歪んで反りや割れが発生します。
その場合、塗装では直せなくなるため、築10年を目安に塗り替えが推奨されています。

金属系サイディング:塗装必要

金属系サイディングは、金属製の外壁パネルです。
素材にはアルミニウムやステンレスも使われますが、近年はガルバリウム鋼板が主流です。
窯業系に比べて吸水による劣化は少ないですが、表面の傷や経年劣化から錆(サビ)が発生すると一気に強度が落ちます。
表面の防水機能が切れる築10〜15年目が塗装の目安です。

樹脂系サイディング:塗装「不要」

樹脂系サイディングは、防水性の高いプラスチック(塩化ビニル樹脂)でできているため、一般的な外壁に不可欠な「塗装バリア」を必要としません。

素材そのものに顔料が練り込まれているため、色が剥げる心配もありません。
メンテナンスは定期的な水洗いと、窓周りなどのシーリング材の劣化チェックだけで済んでしまうのが特徴です。

サイディングは塗装不要という誤解が生まれた背景

サイディングに塗装がいらないと思われている要因は、住宅販売時に「メンテナンスフリー」という言葉が使われるからです。
本来は、素材の耐久性が高く、手入れの頻度を抑えられる「ローメンテナンス」というのが適切です。
それをメンテナンスフリーと表現していることで、「将来的に一切の手入れが不要である」と、誤解が生まれてしまいました。

【窯業系・金属系サイディング共通】外壁塗装が必要な劣化症状

シーリングの劣化窯業系・金属系サイディングの両方に発生する、建物を守る「塗膜(塗装の膜)」が寿命を迎えているサインをご紹介します。
以下の症状が見られたら、外壁塗装を検討すべきタイミングです。

ひび割れ(クラック)

外壁材に筋状の割れが入る現象です。
幅0.3mm以上の深いヒビは「構造クラック」と呼ばれ、雨水が建物の深部へ浸入する直接的な経路となります。
内部の腐食を招く前に早めの補修と塗り替えが必要です。

シーリング(目地)の劣化

ボード同士のつなぎ目にあるゴム状のシーリングに、ひび割れや隙間、痩せ(細くなること)が発生している状態です。
さらに、真ん中から裂ける「破断」や壁から剥がれる症状も見られます。
放置すると隙間から雨水が建物内部へ浸入し、構造体を腐らせる原因となります。

塗膜の剥がれ・膨れ

外壁材と塗膜の密着が弱まり、塗装が浮き上がったりペリペリと剥がれたりしている状態です。
保護バリアが完全に失われているため、素材が直接ダメージにさらされます。
窯業系なら吸水・乾燥による反りや割れ、金属系なら素材自体の腐食(サビ)を一気に進行させるため、どちらの素材においても早急な対応が必要です。

カビ・コケの発生

カビやコケが見られるのは、塗膜の防汚・防カビ効果が低下し、常に水分を保持しやすくなっているサインです。
見た目が損なわれるだけでなく、素材そのものを脆くしてしまう恐れがあります。

チョーキング現象(触ると白い粉がつく)

壁を指でこすった際に、チョークのような白い粉が付着する状態です。
これは、塗料に含まれる成分が紫外線で分解され、外壁の防水機能が失われていることを示しています。

色あせ・変色

新築時よりも色がくすんだり、ムラができたりしているのは、紫外線の影響で塗膜が薄くなっている証拠です。
放置すると、より深刻な劣化症状であるチョーキングへと進行します。

金属系サイディング独自の劣化症状

金属系サイディングを高圧洗浄しているところ金属系サイディングは、窯業系に比べて吸水による劣化は少ないものの、金属特有の「錆(サビ)」に対する警戒が最も重要です。

錆(白サビ・赤サビ)の発生

金属系で最も注意すべきサインです。
表面に白い斑点(白サビ)が見られたら、それは金属を守る力が限界に達している初期サインです。
茶褐色の変色(赤サビ)へ進行し、壁に穴が開いてしまう前に、塗装による保護が必要です。

もらいサビ

「もらい」サビは、近隣の鉄粉や窓格子のサビが飛んできて付着することをいいます。
放置するとサイディング自体の腐食につながるため、早めの洗浄や塗装をおすすめします。

表面の傷や凹み

物が当たって表面に傷がつくと、そこから酸素や水分が入り込み、集中的にサビが発生しやすくなります。
たとえ範囲が狭くても、深部まで達する傷は放置すると危険なので、補修や塗装を検討しましょう。

外壁塗装をしなかった場合の深刻なリスク

雨漏り塗装の劣化を放置し、防水機能が失われたままにすると、住まいの寿命を縮める以下のような事態を招く恐れがあります。

雨漏りの発生と建物内部の腐食

塗膜のひび割れやシーリングの隙間から雨水が侵入すると、建物を支える柱や土台といった構造材が直接水分にさらされます。
湿った状態が続くと木材は腐朽(腐敗)し、建物の強度が著しく低下してしまいます。

シロアリ被害による耐震性の喪失

雨漏りによって湿気がこもった箇所は、シロアリを呼び寄せる温床となります。
家を支える重要な骨組みを食い荒らされることで、地震などの際に倒壊するリスクを高めてしまいます。

外壁材自体の反り・ひび割れと高額な補修費

水分を吸収したサイディングボードは、乾燥する際に大きく反ったり、深刻なひび割れを起こしたりします。
変形が進むと塗装では修復できず、外壁そのものを交換する高額な「張り替え工事」が必要になります。

資産価値と美観の大幅な低下

外観の色あせやひび割れは住宅の美観を損なうだけでなく、建物が適切に管理されていない証拠となります。
将来的に家を売却する際、中古住宅としての評価額が大幅に下がってしまう一因となります。

外壁塗装の費用相場

一般的な30坪の一戸建てにおいて、外壁塗装にかかる費用相場は、約75万円〜110万円です。

外壁塗装工事には、下記の費用がかかります。

  • 塗料・材料費:20〜25%
  • 足場仮設代:15〜20%
  • 直接工事費(人件費):30%
  • 運営費・諸経費:30%

※実際の見積もり金額は、選択する塗料のグレードや施工業者によって変動します。

サイディングの外壁塗装の期間と工程

外壁塗装をしている様子サイディング塗装の工期は、天候にも左右されますが通常10日間〜2週間ほどかかります。
工程の流れと各作業の概要は以下のとおりです。

①足場設置と飛散防止ネットの取り付け

作業の安全性確保と、塗料が近隣へ飛び散るのを防ぐために設置します。

②高圧洗浄

外壁に付着した汚れ、カビ、古い塗膜などを強力な水圧で洗い流し、塗料の密着性を高めます。

③養生

窓や玄関ドアなど、塗装しない部分に塗料が付かないようビニールやテープで保護します。

④下地補修とコーキング(シーリング)処理

ひび割れの補修や、サイディングの継ぎ目であるシーリングの打ち替えを行い、防水性を高めます。

⑤下塗り

外壁材と上塗り塗料を密着させるための接着剤の役割を果たす塗料を塗ります。

⑥中塗り・上塗り

選んだ色の塗料を2回重ねて塗ることで、適切な厚みの塗膜を作り、耐久性と美観を仕上げます。

⑦完工チェック・足場解体・清掃

塗り残しがないか最終確認を行い、足場を撤去して周囲の清掃をして完了です。

よくある質問(FAQ)

お客様からよくいただくご質問へ回答します。

Q. 塗装ではなく、シーリングの補修だけではダメでしょうか?

A. 外壁全体の防水性を守るには、塗装とのセットが理想的です。
新築時の標準的な塗装の場合、シーリングが劣化する時期には、塗膜(防水機能)も寿命を迎えているケースが多いためです。
また、外壁塗装費用の約15〜20%を占める足場代(約15〜25万円)は、シーリングのみの工事でも同様に発生します。
数年後に改めて塗装をする際にまた足場を組むのはコストの重複になるため、セット施工が経済的です。

Q. 劣化を放置すると、どれくらいの修繕費がかかってしまいますか?

A. 塗装で済む場合の2倍以上の費用がかかる可能性があります。

塗膜の防水機能が失われ、サイディングボード自体が反ったり腐食したりすると、塗装では直せません。
その場合、古い壁を剥がして新しくする「張り替え工事」が必要になり、費用が180万円〜300万円程度かかることがあります。
初期症状のうちに塗装メンテナンスを行うことが、結果として最もコストを抑える近道です。

外壁塗装でサイディングを保護して住宅の寿命を延ばそう

日本で主流の窯業系や金属系サイディングは、美観と防水性を維持するために適切な時期の外壁塗装が不可欠です。
劣化サインを見逃さずに対処することが、将来の大掛かりな修繕を防ぎ、住宅の寿命を延ばすことにもつながります。

本記事で紹介した劣化症状を参考に、まずは信頼できる専門家へ相談を検討してみてください。

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