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ブロック塀塗装の塗料選びのポイントや費用・注意点を徹底解説!

お役立ちコラム

ブロック塀塗装の塗料選びのポイントや費用・注意点を徹底解説!

こんにちは。所沢市の外壁塗装専門店・ラパンペイント代表の中山です。

ブロック塀の汚れやひび割れ、気になっていませんか?

「塗装した方がいいのか」
「どんな塗料を選べばいいのか」
「費用はどのくらいかかるのか」など、ブロック塀の塗装に関する疑問を持っている方は多いです。

ブロック塀は住まい全体の印象を左右する部分ですが、適切にメンテナンスしないと劣化が進み、見た目だけでなく耐久性にも影響が出てきます。

この記事では、ブロック塀塗装の基礎知識から、塗料の選び方、正しい手順、費用相場、注意点まで解説します。

DIYで挑戦したい方も、業者への依頼を検討中の方も、ぜひご覧ください。

ブロック塀の構造と素材

住宅を囲むブロック塀
ブロック塀の塗装を考える前に、まずブロック塀がどのような構造でできているかを知っておくと、塗料選びや施工時の注意点が理解しやすくなります。

ブロック塀の基本構造

ブロック塀は、コンクリートブロックを積み上げ、内部に鉄筋を通してモルタルで固定した構造です。
地中にはコンクリートの布基礎があり、塀全体の重量を支えています。
主な構成要素は以下のとおりです。

  • コンクリートブロック:セメント・砂・砂利(または砕石)・水を混ぜて成型した建材で、塀の主体となる部分
  • 鉄筋:ブロックの空洞部分に縦横に通し、倒壊を防ぐための補強材
  • モルタル(目地):ブロック同士の接合部を埋めて一体化させる充填材
  • 基礎(布基礎):地中に設けられたコンクリートの土台で、塀の安定性を確保する

塗装に影響するブロック塀の特性

ブロック塀の構造には、塗装をするうえで知っておくべき特性が2つあります。
1つ目は、吸水性が高いことです。
コンクリートブロックはセメント硬化体の内部に細かい毛細管(微細な空隙)があるため、水分を吸い込みやすい素材です。
そのため、シーラー(下塗り)で吸い込みを抑えないと、仕上がりにムラが出やすくなります。
2つ目は、地面から水分を吸い上げることです。
ブロック塀は基礎を通じて常に地中の水分と接しているため、毛細管現象によって水分を吸い上げ続けています。
この特性があるため、塗料選びでは「透湿性」が最重要ポイントになります。
透湿性とは、塗膜が内部の湿気(水蒸気)を外へ逃がす性質のことです。
透湿性のない塗料で塗ってしまうと、内部の水分が外に逃げられず、塗膜の膨れや剥がれの原因になります。
※シーラーや塗料選びのポイントについては、別の章で詳しく解説しています。

ブロック塀に塗装が必要な理由

塗装が剥げたブロック塀と塗り直したブロック塀の比較
ブロック塀のコンクリートブロックには防水性がないため、塗膜による保護が必要
です。
特に注意したいのが「中性化」という現象です。
コンクリートはもともと強いアルカリ性で、この環境が内部の鉄筋を錆から守っています。
しかし、空気中の二酸化炭素を吸収して中性化が進むと、この保護機能が失われ、鉄筋が錆びやすくなります。
また、雨水の浸入によるひび割れの拡大や、目地モルタルの劣化も塀の寿命を縮める要因です。
塗装で表面をコーティングすることで、これらの劣化進行を遅らせ、塀を長持ちさせられます。

ブロック塀を塗装するメリット

ブロック塀の保護以外にも、塗装には暮らしの質を高めるメリットがあります。

美観が向上し住まい全体の印象が変わる

コンクリートブロックは年数が経つと、黒ずみやコケ・カビが目立ってきます。
どんなに建物本体がきれいでも、塀が汚れていると全体の印象が下がってしまいます。
塗装をすれば、年月の経った塀でも清潔感のある外観に一新できます。
また、外壁や門まわりと相性のいい色で塗装すれば、住まい全体に統一感を持たせることも可能です。

防汚効果でメンテナンスの手間が減る

塗装をすることで表面が滑らかになり、汚れが付着しにくくなるため、日々のお手入れが格段に楽になります。
無塗装のブロック塀は表面がザラザラしているため、ホコリや排気ガスの汚れが入り込みやすく、コケやカビも発生しやすい状態です。
塗料でコーティングすれば、これらの汚れを防ぎ、きれいな状態を長く保てます。

ブロック塀の塗装はDIYと業者どちらがおすすめ?

ブロック塀の塗装は、外壁塗装とは異なり一般的な高さ(1〜1.2m程度)であれば足場が不要で、手の届く範囲で作業できる部位です。
そのため、DIYで塗装することも可能ですが、状況によっては業者に依頼した方が良いケースもあります。

DIYが向いているケース

コストを抑えたい方や、小規模なブロック塀の塗装であれば、DIYでも十分対応できます。
塀の高さが低く、ひび割れなどの大きな劣化がない場合は、DIYでの施工がしやすいです。
ただし、下地処理やシーラーの工程を省略せず、正しい手順で行うことが前提です。
手軽に見えても工程を省くと早期の剥がれにつながるので、丁寧に作業しましょう。

業者に依頼すべきケース

塀の面積が大きい場合、ひび割れや剥がれなど劣化が進んでいる場合は、業者への依頼がおすすめです。
下地の状態が悪い場合は、適切な補修と下地処理が必要になり、DIYでは対応が難しくなります。
また、過去に塗装歴があり既存の塗膜を除去する必要がある場合も、プロの技術と道具が必要です。
仕上がりの美しさと耐久性を重視するなら、専門業者に相談するのが確実です。
外壁塗装と同時に依頼すると、コストを抑えられる可能性もあります。

ブロック塀塗装の塗料選びのポイント

ブロック塀塗装に使用する塗料缶
ブロック塀の塗装では、ブロック塀ならではの注意点があります。

透湿性のある塗料を選ぶ

ブロック塀の塗料選びで最も重要なのは「透湿性」を備えた塗料を選ぶことです。
ブロック塀は地面から常に水分を吸い上げているため、内部の湿気を外に逃がせる塗料でなければ、塗膜の裏側に水分がたまり、膨れや剥がれの原因になります。
ブロック塀専用の塗料や、パッケージに「透湿性」「通気性」と明記されている製品を選んでください。
逆に、「弾性塗料」「ゴム系塗料」など塗膜が緻密で水蒸気を通しにくいタイプはブロック塀には不向きです。

油性ではなく水性塗料を選ぶ

塗料には水性と油性(溶剤系)がありますが、ブロック塀には水性塗料を選んでください。
油性塗料は塗膜が緻密で丈夫な反面、水蒸気を通しにくい傾向があるため、ブロック塀には不向きな製品が多くなります。
水性塗料は塗膜に適度な通気性があるため、ブロック塀との相性が良く、現在のブロック塀塗装では水性が主流です。
また、水性塗料は油性に比べて臭いが少なく、住宅密集地でも近隣に配慮しながら作業しやすいです。

塗料グレード別の特徴比較

塗料にはグレードがあり、耐久性やコストが異なります。
ブロック塀塗装では水性シリコン塗料が主流です。
※以下の耐用年数は外壁塗装での一般的な目安です。ブロック塀は地面からの水分の影響を受けるため、外壁よりも耐用年数はやや短くなる傾向があります。

アクリル(耐用年数:約5〜8年)

安価で扱いやすいですが、耐久性が低いため現在はあまり使われていません。こまめに塗り替える前提のDIY向きです。

ウレタン(耐用年数:約7〜10年)

密着性が高く、価格と性能のバランスが良い塗料です。ただし「弾性ウレタン」など弾性タイプは通気性が低く、ブロック塀では膨れ・剥がれの原因になるため避けてください。

シリコン(耐用年数:約10〜13年)

耐久性とコストパフォーマンスに優れ、ブロック塀塗装で最も多く選ばれているグレードです。迷ったらシリコン以上を選べば間違いありません。

フッ素(耐用年数:約13〜15年超)

耐久性は最高クラスですが、費用も高くなります。長期間メンテナンスの手間を減らしたい方に向いています。

 

なお、どのグレードでもブロック塀には必ず「水性」かつ「透湿性あり」の製品を選びましょう。

ブロック塀の塗装手順【5ステップ】

ブロック塀の塗装は、正しい順番で進めることが仕上がりと耐久性を左右します。
塗装作業だけではなく、「塗る前の準備」も重要です。

①高圧洗浄で汚れを落とす

最初のステップは、ブロック塀の表面についた汚れをしっかり落とすことです。
コケやカビ、砂ぼこりが残ったまま塗装すると、塗料がうまく密着せず、早期の剥がれにつながります。
高圧洗浄機を使うのが理想ですが、お持ちでない場合はデッキブラシと水でしっかりこすり洗いしてください。
洗浄後は十分に乾燥させてから次の工程に進むことが大切です。

②下地処理(ひび割れ補修・ケレン)

洗浄後は、ひび割れや欠けの補修を行います。
ひび割れがある状態で塗装しても、仕上がりが悪くなるだけでなく、割れ目から水が浸入して劣化が進みます。
小さなひび割れはコンクリート用の補修材で埋め、古い塗膜が残っている場合はケレン(研磨)で除去します。
この下地処理を丁寧にやるかどうかで、塗装の持ちが大きく変わります。

③養生する

塗装しない部分を養生テープやマスカー(ビニール付きテープ)で保護します。
地面や隣接する壁、植栽、門扉など、塗料が飛び散ると困る場所をしっかり覆いましょう。
養生の精度は仕上がりの美しさに直結するので、手を抜かずに行うことが大切です。

④下塗り(シーラー)を塗る

養生が終わったら、いきなり仕上げの塗料を塗るのではなく、まずシーラー(下塗り材)を塗ります。
シーラーはブロック塀と上塗り塗料の密着を高める「接着剤」のような役割をします。
吸水性の高いコンクリートブロックにシーラーを塗ることで、仕上げ塗料の過剰な吸い込みを抑え、ムラのない仕上がりになります。
この工程を省略すると、塗膜の剥がれが起きやすくなるので必ず行いましょう。

⑤中塗り・上塗りで仕上げる

シーラーが乾いたら、仕上げ用の塗料で中塗り・上塗りの2回塗りを行います。
2回に分けて塗ることで、均一な厚みの塗膜が形成され、耐久性と仕上がりの美しさが向上します。
1回目(中塗り)がしっかり乾いてから2回目(上塗り)を塗ることがポイントです。
乾燥が不十分なまま重ね塗りすると、縮みや剥がれの原因になります。

ブロック塀を塗装するときの注意点

ここでは、ブロック塀塗装での失敗を減らすための注意点を解説します。

下塗り(シーラー)を省略しない

コストや手間を省くために下塗りを飛ばすのは失敗のもとです。
シーラーを塗らずに仕上げ塗料を直接塗ると、ブロックに塗料が吸い込まれてムラになるだけでなく、密着力が不足して短期間で塗膜が剥がれてしまいます。
結果的に塗り直しが必要になり、余計なコストがかかるケースも少なくありません。

天候・気温・湿度に注意する

塗装工事には適切な気象条件があります。
塗料メーカーが定める基準として「気温5℃以上・湿度85%未満」が施工の条件です。
この条件を満たさない環境で施工すると、塗料が十分に乾燥・硬化せず、塗膜の剥がれや膨れの原因になります。
雨の日はもちろんNGですが、曇りの日は気温と湿度の条件を満たしていれば問題ありません。
作業前に天気予報で気温・湿度・降水確率を確認し、条件の良い日を選んで施工しましょう。

隣地との境界を確認する

ブロック塀は隣地との境界に建てられていることが多いため、塗装前に所有権を確認しておくことが重要です。
塀がお隣との共有物である場合、勝手に塗装するとトラブルの原因になります。
事前に所有権を確認し、共有の場合は隣家の了承を得てから作業に取りかかりましょう。

近隣への配慮と事前準備

塗装工事では、塗料の飛散や臭いが近隣に影響することがあります。
特にスプレー工法で塗装する場合は、飛散防止のための養生が欠かせません。
工事前にひと言挨拶をしておくだけで、ご近所とのトラブルを減らせます。
また、油性ではなく水性塗料を選ぶことで臭いの問題はかなり軽減できます。

ブロック塀塗装に必要な道具と材料

ブロック塀塗装の道具
DIYでブロック塀を塗装する場合、以下の道具と材料を準備しましょう。

ホームセンターで一通り揃えられます。

塗料はブロック塀対応と明記されたものを選ぶと安心です。

<塗装材料>

  • シーラー(下塗り材)
  • 仕上げ用塗料(透湿性のあるもの)
  • 補修用のコンクリート補修材

<塗装道具>

  • ローラー(広い面用)
  • 刷毛(細かい部分用)
  • ローラーバケット
  • 撹拌棒(塗料を混ぜる用)

<養生用品>

  • マスカー(ビニール付き養生テープ)
  • 養生テープ
  • ブルーシート

<洗浄・下地処理用品>

  • 高圧洗浄機 または デッキブラシ
  • ワイヤーブラシ(ケレン用)
  • サンドペーパー

ブロック塀の塗装費用の相場

ブロック塀の塗装にかかる費用を、DIYした場合と業者に依頼した場合とに分けて解説します。

DIYの場合の費用目安

DIYの場合、費用は主に塗料と道具代です。
塗料・シーラー・養生用品・ローラーなどを合わせると、1万〜3万円程度が目安です。
すでにローラーや養生テープなどの道具をお持ちであれば、さらに費用を抑えられます。
ただし、高圧洗浄機をお持ちでない場合はレンタルや購入費用が別途かかります。

業者に依頼した場合の費用相場

業者に依頼する場合の相場は、1㎡あたり3,000〜5,000円程度(洗浄・下地処理・塗装込み)です。
一般的な住宅のブロック塀(高さ約1m×長さ10m=約10㎡)で想定すると、3〜5万円程度が費用の目安になります。
ひび割れ補修や既存塗膜の除去が必要な場合は、追加費用がかかることもあります。
DIYと比べると費用は高くなりますが、外壁塗装や屋根塗装と同時に依頼すれば、人件費や諸経費を抑えられるケースもあります。
※実際の費用は、塀の状態や使用する塗料のグレードによって変動します。正確な費用を知りたい方は、業者から見積もりを取りましょう。

ブロック塀塗装に関するよくある質問(FAQ)

Q. ブロック塀の塗り替え時期の目安はいつですか?

一般的に、ブロック塀の塗り替え時期は前回の塗装から約10年が目安と言われています。
ただし、塗料のグレードや塀の立地環境によって変動するため、10年は目安に過ぎず実際の劣化状況で判断した方が確実です。
チョーキング(塀の表面を触ると白い粉がつく現象)やひび割れ、色あせが目立ってきたら、塗り替えを検討するタイミングです。

Q. ブロック塀塗装の工期はどのくらいかかりますか?

業者に依頼した場合、ブロック塀のみの塗装であれば塗料の乾燥時間を含めて2〜4日程度で完了するのが一般的です。
天候や塀の大きさ、劣化の程度によって前後しますが、外壁塗装ほどの期間はかかりません。
DIYの場合は、乾燥時間を含めると週末を2〜3回使って進めるくらいのペースが無理のない進め方です。

Q. ブロック塀の塗装でおしゃれに仕上げるコツはありますか?

建物の外壁や屋根の色と統一感を持たせることが、おしゃれに仕上げる基本です。
ベージュやグレーなどの落ち着いた色は周囲と馴染みやすく、失敗が少ない選択肢です。
また、塗装だけでなく、仕上げにジョリパットなどの意匠性のある塗材を使うと、表面に凹凸が出て高級感のある仕上がりになります。

ブロック塀塗装のまとめ

住宅を囲むブロック塀
ブロック塀の塗装は、見た目を美しくするだけでなく、劣化や中性化を防いで塀を長持ちさせるために必要
になります。
塗料選びでは透湿性を最優先し、シーラー(下塗り)を省略せず、正しい手順で施工することが成功の秘訣です。
DIYでも対応は可能ですが、劣化が進んでいる場合や仕上がりを重視する場合は、専門業者へ依頼すると安心です。
外壁塗装と一緒にブロック塀も塗装することで、費用を抑えながら住まい全体の印象をアップさせられます。
ブロック塀の汚れやひび割れが気になったら、お気軽にご相談ください。

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